筋膜リリースとは?

前回前々回と筋膜とは何か、筋膜に問題が起きるとどうなるのかについて学びました。

癒着し、よじれた筋膜はエラスチンとコラーゲン繊維の動きが悪くなる。

そして、水溶液がゲル状になる。

さて、これを筋膜リリースはどうするのでしょうか。

リリースとは、解放するという意味です。具体的にはどういうことを行うのをリリースというのでしょうか。

研修の様子と合わせてみていきましょう。

「筋膜とは?」で説明したように、深筋膜は3層構造になっています。この3層の多方向すべての方向に刺激を入れ、筋膜を解きほぐしていきます。

では、アプローチ。

深筋膜を捉えるにはセラピストの脱力が必要です。しっかりと深筋膜をとらえ、多方向に刺激を入れます。

すると初めの10秒くらいでエラスチンが伸びますが、これはすぐに止まります。

ここから相手の体から帰ってくる反応に意識を集中しながら刺激を入れ続けます。

90秒を過ぎた頃からコラーゲンが解け始めます。この頃からゲルが水溶液に戻り始めると、アプローチ前に張り付くのが困難だった深筋膜が手のひらに吸い付くような感じになり、周辺組織がすべて一体化していく感覚がはっきりと手のひらに伝わります。

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研修ではこの感覚を体に覚えさせるため、タイマーをかけ、時間により変化する反応に意識を集中させます。

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筋膜がほぐれると、筋肉だけでなく神経やリンパも正常に働き出します。

特に筋肉に関しては「リリースしたら疲れなくなった」「強い力が出せるようになった」というような声も聞かれます。

これは「筋出力」が上がったせいです。「筋出力」とは本来自分が持っている筋肉の力のこと。筋力ではありません。

筋力が上がるにはトレーニングが必要ですが、筋出力は本来の力なのでケアをすれば、すぐにその場で取り戻せます。

逆に筋出力が低下したままトレーニングを行っても効果が出ないどころか故障につながります。

錦織圭さんや高梨沙羅さん、浅田真央さんのトレーナーに指導を行うトレーナーの有吉与志恵さん曰く「トレーニングのケアの比重は1:9でケアが9割!」。

痛みが出てからケアを行うのではなく、本来の自分の力が出せなくなってきたからケアを行うのが本当は理想です。

しかも、天狗の手のケアはこれだけではありません。それはまた次回。

肩こり、腰痛、関節痛、なぜ起きるのか。どういう経過があり、どう向かい合えば良いのか。これから前人未到の少子高齢化社会に突入する私たち日本人。

そして、それをいち早く迎える宮崎県民として、自分の健康に責任を持ちケアを続けるために、私たち天狗の手は皆様をサポートします。

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